2021年5月26日
FIMERは、イタリアのヴィメルカーテとテッラヌオーヴァ・ブラッチョリーニにある製造施設の隣接地に、ユーティリティ部門のR&Dセンター・オブ・エクセレンスを新設する計画を発表した。
FIMERは、この戦略的な施策を通じて、顧客ニーズへの対応力を高めるとともに革新的なソリューションの開発に注力する。また本計画は、すべてのリソースを1つのサイトに集約し、カーボンニュートラルを実践する同社のイタリア本部施設の能力を活用するというFIMERの戦略を強化するものである。
さらにFIMERは、研究開発拠点を一元化することで、将来の成長に向けた体制を整え、イノベーションの迅速な市場投入を図る。また2021年6月22日には、電力会社を対象としたユーティリティ分野の新たなソリューションの発表を予定している。
FIMERのFilippo Carzaniga会長は、「私たちは、ユーティリティ分野において最高のイノベーションを開発してまいります。これは、当社のビジネスモデルをお客様のニーズに適応させることで達成されるものです。FIMERは、特にユーティリティ分野の将来的な拡大に向けて意欲的な計画を持っており、お客様をビジネスの中心に据えた事業を進めています。」と述べている。
加えて、「ユーティリティ分野は、当社にとって非常に重要な部門です。研究開発、製品開発、生産の各プロセスをイタリア本社の拠点に集約することで、この重要分野に向けたイノベーションをさらに加速できるものと確信しています。今回の計画は、"メイド・イン・イタリーの伝統"と"新たなグローバル展開"とを結びつける強力な機会となります。」と付言している。